コラム
COLUMN
外構業者がYouTubeで問い合わせを増やす集客戦略
外構工事は、数百万円規模になることも多い大きな買い物です。そのため、依頼先を決める前にYouTubeで施工事例や費用感を調べる人が増えています。一方で、工務店のYouTubeはすでに発信している会社が多いのに対し、外構で本格的に取り組んでいる会社はまだ多くありません。私たちは、外構は今から始めても十分に目立てる分野だと考えています。この記事では、外構会社のYouTube運用を支援してきた事例をもとに、お問い合わせを増やすための考え方と進め方を解説します。
YouTubeで成果を出すための前提
YouTubeは「好きになってもらう場所」
YouTubeは、新しく知ってもらうための場所というより、すでに知ってくれた人に会社や担当者を好きになってもらう場所です。Google広告やMeta広告、ホームページの検索、Instagramなどで知ってくれた人が、YouTubeで施工の考え方や人柄を知り、ファンになっていきます。そのため、すでに一定の認知がある会社ほど、YouTubeの効果が出やすい傾向があります。反対に、入口となる集客がほとんどない段階では、先に他の集客を整えるほうが近道になることもあります。
始めることより、続けられること
YouTube運用でもっとも大切なのは、始めることではなく続けることです。投稿ペースは週1本が目安ですが、まずは無理なく続けられる予算と体制を最初に決めておくことが欠かせません。紹介や下請け中心の体制から元請けへ切り替えている途中の会社では、続けるための予算の確保が課題になることが多いため、最初に1年分の計画を立てておくと安心です。
動画を見てから来たお客さんは、担当者のファンになっている
打ち合わせの前から動画を見てきたお客さんは、社長や担当者のことをすでに知り、好意を持った状態で来てくれます。外構のように金額の大きい買い物ほど、仕様の細かな違いより「この人たちなら丁寧に施工してくれる」という信頼が、最後の決め手になりやすいものです。だからこそ、見る人の役に立つ情報を第一にしながら、その中で自社の専門性をさらっと伝える「両取り」の企画が大切になります。
お問い合わせにつながる企画の作り方
デメリットと価格を出す施工事例動画
デメリットに触れない施工事例や、価格を出さない施工事例は、「何か隠しているのでは」と思われがちです。反対に、「この素材にはこういう制限がある」「この工事にはこれくらいの予算が必要」と正直に伝えると、「この会社なら信頼できる」と感じてもらいやすくなります。
社長・職人・営業本人を主役にする
会社ではなく、社長や職人、営業担当者本人を動画の主役にすることで、見る人との距離が縮まります。出演者の人柄やこだわり、丁寧な仕事ぶりが伝わる動画ほど、「この人にお願いしたい」と思ってもらいやすくなり、相見積もりの段階でも選ばれやすくなります。
カメラマンの質問で、自然に専門性を引き出す
撮影では、カメラマンが出演者に質問する形で進めます。出演者が自分から「うちはここがすごい」とアピールすると、どうしても宣伝っぽくなります。カメラマンが「この施工で一番大事にしたことは何ですか?」と聞けば、社長が自分の言葉でこだわりを語る形になり、自然で説得力のある動画になります。
避けたい動画
ただの物件紹介、自社の強みばかり話す動画、デメリットを隠す動画、価格を出さない動画は、途中で離脱されやすくなります。視聴維持率やクリック率が下がると、YouTube上でも表示されにくくなるため、注意が必要です。
支援事例
私たちが支援してきた会社の一例です。数値は各社の実績記録(2026年7〜9月時点)にもとづきます。支援前後の比較には、YouTube以外の施策の影響も含まれている可能性があります。また、2025年2月の法人設立より前の支援は、代表・西村壮貴の個人事業として行ったものです。
株式会社アサクラガーデン様(東京都)|外構工事のお問い合わせが月15件ほどから月35件ほどに
株式会社アサクラガーデン様のチャンネル「AGエクステリアチャンネル」を、2023年6月から長尺動画週1本のペースで支援しています。外構工事のお問い合わせは、支援前の月15件ほどから月35件ほどになりました。動画110本の時点で、チャンネル登録者は8,000人、平均再生回数は24,000回です。3年ほど続けてきた積み重ねの結果で、始めてすぐに同じ数字が出るわけではありません。

株式会社清光園様(岡山県)|平均再生回数が800回ほどから15,000回ほどに
株式会社清光園様のチャンネル「カワテの外構・庭デザイン」を、2026年2月から週1本のペースで支援しています。平均再生回数は、支援前の800回ほどから、支援後は15,000回ほどになりました。

ベアブロック様(岡山県)|長尺動画16本のうち5本が1万回再生
岡山県倉敷市で外構を手がけるベアブロック様のチャンネル「倉敷ぼっちガーデン」は、月1本のペースで運用しています。長尺動画14本の時点でチャンネル登録者1,000人、16本のうち5本が1万回再生を超えました。集客の流れはGoogleマップ、ホームページ、YouTubeの順ですが、YouTubeの効果も感じていただいています。

撮影の負担を減らす進め方

月1回・半日の撮影で4〜5本
撮影は月に1回、1日で4〜5本をまとめて撮ります。社長には半日ほど時間を空けてもらえれば十分です。「撮影にどれだけ時間を取られるのか」と心配される方も多いのですが、撮影日を決めて集中して撮ることで、普段の業務への影響を小さくできます。
企画と台本があるので、話すことに集中できる
何をどの順番で話すかは、企画と台本で事前に決めておきます。社長は「何を話そうか」と考える負担がなく、撮影の時間に集中するだけで済みます。
企画から編集まで、まとめて任せる
企画、撮影、編集、サムネイルをそれぞれ別の会社に頼むと、意図がうまく伝わらず、サムネイルと動画の内容がずれるといったことが起きやすくなります。一つのチームでまとめて進めるほうが、チャンネル全体の方向性がぶれません。
YouTubeからホームページへの導線

概要欄の一番上はホームページ
概要欄にお問い合わせフォームのリンクを置いても、動画を見た直後にいきなり問い合わせる人はほとんどいません。多くの人は、ホームページで施工事例や会社のことを確かめてから連絡します。そのため、概要欄の一番上にはホームページへのリンクを置くのがおすすめです。
興味が高まった瞬間に案内する
動画の中で、概要欄がどこにあるかを画面で示すことも効果的です。たとえば外構のポイントを解説し終えた直後に、「詳しくはホームページのこのページに載っています」と具体的に案内すると、自然に見に行ってもらえます。
Instagramのリールにも活用する
YouTube用に撮った長尺動画から、Instagramのリール用の短い動画を作ることもできます。同じ撮影素材を使い回せるので、手間を増やさずに別の入口を作れます。
再生回数は伸びているのに、問い合わせが来ないとき
再生回数は伸びているのに問い合わせにつながらない場合は、出演者や会社への信頼がまだ育っていない可能性があります。見る人はノウハウを学んではいても、「この人たちに頼みたい」と思うところまでは届いていない状態です。
この場合は、職人の丁寧な仕事ぶり、こだわりの理由、施工後のお客様の声、現場でのトラブルへの対応など、出演者の人柄が見える企画を増やしていきます。

まとめ:外構は、今始めれば目立てる分野
外構のYouTubeは、工務店に比べてまだ取り組んでいる会社が少なく、今から始めても目立てる余地があると私たちは考えています。見る人の役に立つ情報を第一にしながら、社長や職人の人柄をさらっと伝える。この積み重ねが、「この会社に頼みたい」というお問い合わせにつながります。
株式会社ARINOMAMAでは、住宅会社向けのYouTube運用サービス「住宅ムービー」として、企画・台本・撮影・編集・サムネイル制作・投稿・分析までを一括でお手伝いしています。撮影の時間が取れない、担当者がいない、運用しているが成果が見えないといったお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
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◇株式会社ARINOMAMA
YouTube運用とTikTok運用を行う会社
工務店や外構業者の動画制作を得意とし運用アカウントは累計20社を超える
主な実績
①小屋を紹介する動画で再生回数100万回の動画を生み出し、動画をきっかけにお問い合わせ数100件以上獲得。(平屋専門の工務店)
②アカウント開設1本目で再生回数10万回を超え、その動画をきっかけに注文住宅のお問い合わせを3件獲得(京都府の工務店、奈良県の工務店)
③YouTube開始から2年で売り上げ150%UP、お問い合わせ数150%UPに貢献
